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バイオピリン測定サービスの受託解析
～ バイオピリンインデックス ～
バイオピリンとは
ビリルビンは血液中に大量に含まれる強力な抗酸化物質として知られています。ビリルビンはビタミンCやEなどの抗酸化物質と異なり摂取量による変動が少なく血中濃度は一定です。また，ビリルビンは疎水性から親水性への相互変換し、細胞膜を通過することができます。この性質から血液循環系に限らず細胞内にも普遍的に存在する抗酸化物質です。
ビリルビンは自らを分解することによって抗活性酸化作用を発揮します。バイオピリン（Biopyrrin)は活性酸素によって分解されたビリルビンの分解産物の総称です。バイオピリンは、生体のレドックス環境によりビリルビンに還元されず，速やかに尿中に排泄されます。このため，酸化ストレスの除去のために消費されるビリルビンの増加量と尿中バイオピリン量は比例します。この性質からバイオピリンは酸化ストレスマーカーの一つとして数多くの臨床研究や基礎研究で用いられています。（随時尿を用いる場合、内部標準であるクレアチニン補正します。）
バイオピリン測定サービスを、「バイオピリンインデックス」と呼んでいます。
※ 「バイオピリンインデックス」は、株式会社RESVOの商標です。
株式会社RESVO社のホームページ：https://information0895.wixsite.com/----resvo
バイオピリンとメンタルストレス
メンタルストレスが引き金になって精神疾患を発症させる際に、体内の活性酸素の生成が関係していることが学術的にわかってきました。体内で活性酸素が多くなると尿中に「バイオピリン」という物質が増加します。
バイオピリンは、過度な心理的ストレスを受けた時や、精神疾患にかかると顕著に増加することが報告されています。
2021年5月、島根大学医学部（和氣、宮岡、大西ら）は、精神疾患を発症させ前の状態である「精神疾患発症危険状態（ARMS）」において、尿中バイオピリン濃度が増え始めることを発見し、精神病の発症前のリスクを知るために有用であることが提唱されました。
バイオピリンインデックスは、世界で初めて、精神疾患につながる心理的ストレスを数値化できる検査方法として注目されています。
バイオピリンインデックスの導入実績
近年、多くのクライアント様にご注文を頂いております。
バイオピリンインデックスの流れ
バイオピリンインデックスの３つのコース
尿中のバイオピンリン濃度は尿濃縮希釈や血液由来成分に影響を受けます。それらの影響を補正、検査するコースを準備しております。
1：研究受託バイオピリンインデックス プレミアム
O2ラジカル/H2O2 のマーカーでもあるバイオピリンと、OHラジカルのマーカーである8OHdGを測定することで、ストレスによって発生する活性酸素をより精密に測定します。尿濃縮や希釈の影響をクレアチニンで補正し、更に測定に測定に誤差を与える血液由来成分も検査します。
ご相談に応じ、8OHdG以外とは異なる免疫系成分への変更も可能です。
2：研究受託バイオピリンインデックス スタンダード
尿中に含まれるバイオピリン濃度を測定し、クレアチニン濃度で補正することで尿濃縮希釈等の影響を補正します。更に、尿に含まれる測定に誤差を与える可能性のある血液由来成分因子を検査し、より正確な値を得ることができます。
3：研究受託バイオピリンインデックス エコノミー
尿中に含まれるバイオピリンとクレアチニンを測定し、尿濃縮希釈等の影響を補正します。
バイオピリンインデックスの受託費用
※ 納期は、検体到着より約1ヶ月です。
※ お問い合わせ等、記入頂いた個人情報は、細心の注意を払って厳重に管理いたします。
※ 本ページ記載の価格には消費税は含まれておりません。
※ 「バイオピリンインデックス」は、株式会社RESVOの商標です。
株式会社RESVO社のホームページ：https://information0895.wixsite.com/----resvo
参考文献
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Miyaoka T, Ieda M, Hashioka S, Wake R, Furuya M, Liaury K, Hayashida M, Tsuchie K, Arauchi R, Araki T, Shioji I, Ezoe S, Inoue K, Yamaguchi T, Horiguchi J. Psychiatry Clin Neurosci. 2015 Nov;69(11):693-8.
Urinary biopyrrins and free immunoglobin light chains are biomarker candidates for screening at-risk mental state in adolescents.
Wake R, Araki T, Fukushima M, Matsuda H, Inagaki T, Hayashida M, Hashioka S, Horiguchi J, Inagaki M, Miyaoka T, Oh-Nishi A. Early Interv Psychiatry. 2022 Mar;16(3):272-280.
Urinary excretion of biopyrrins, oxidative metabolites of bilirubin, increases in patients with psychiatric disorders.
Miyaoka T, Yasukawa R, Yasuda H, Shimizu M, Mizuno S, Sukegawa T, Inagaki T, Horiguchi J. Eur Neuropsychopharmacol. 2005 May;15(3):249-52.
Studying the association between occupational stress and urinary levels of oxidative stress biomarkers (8-OHdG and biopyrrins) in brickfield workers.
Mourad BH, Gaballah IF. J Occup Environ Med. 2022 Aug 13. doi: 10.1097/JOM.0000000000002677.
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Tada S, Shiota A, Hayashi H, Nakamura T. Heliyon. 2020 Jan 7;6(1):e03138. doi: 10.1016/j.heliyon.2019.e03138.
Psychological stress increases bilirubin metabolites in human urine.
Yamaguchi T, Shioji I, Sugimoto A, Yamaoka M. Biochem Biophys Res Commun. 2002 Apr 26;293(1):517-20.